迷い | 現役風俗嬢の鬱日記

迷い

ヘルスやデリヘルに勤めていた頃は毎日がどうでもよくて


指名なんか取れても取れなくてもどうでもよかったのが事実


それだけ仕事に満足感とか充実感というモノはなかった


出勤したい時にしか出勤してなかったし、たまに行って


『お客さん早くつけてよ~』 なんて舐めた事言ってた





ソープの講習を受けた時に最初に聞いた事


『暇でお客さんにつかない日もあるんですか?』



講習してくれた人は私の両肩をしっかり掴みこう言った



『そりゃぁね・・』


『こういう商売だもの』『暇な日もあるよ』


『でもね、女の子平等に扱うとは言っても人間ってのは情があるんだよ』


『できるだけ毎日・・』


『毎日毎日コツコツ足げに通いなさい』


『頑張ってる子はやっぱ応援してあげたくなるモノだからね』



・・・・・


なんかね


今までの私って何やってたんだ。。って思った


その日から私は毎日毎日仕事に励んだんだ



私はソープ嬢として誇りを持って働いていた


先の事は考えずに、お客様一人一人を大切に接客すればおのずと結果は見えてくると考えていた


遣り甲斐を見つけた


ツライ事があっても


泣きたくなっても


指名で戻ってきてくれる人がいる限り頑張ろうと思っていた



また来るね


辞めないでね



私のお客様には不思議と色恋求めている人は少なくてそれが心地よかった


そういうお客様にずっと支えられていたんだ



でも、ある日、私の糸はぷっつり切れた


どうしてもお店に行けなくなっていた


何日も何日も泣いていた


1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月・・・


月日が経つにつれ戻りにくくなり



あんな店戻る訳ないでしょ?



と言いつつ


それでもどこかで帰りたかった自分もいたりして


こんなに長い間悩んだのはいつぶりだろう、って


何でも真面目に考えたくないフリして



どうでもいいやん 



本当はどうでもよくなんてなかったのにね